雌待宵草

2010年10月07日

Oenothera biennis
メマツヨイグサ(雌待宵草)
2010年09月26日 11時22分 大阪城公園にて


フトモモ目 Myrtales
アカバナ科 Onagraceae
マツヨイグサ属 Oenothera

メマツヨイグサは北米原産の帰化植物である。秋に芽生えてロゼットで越冬し、初夏に開花・結実して枯死する。このようなライフサイクルの草本を越年生草あるいは二年草とよぶが、生育期間は実質一年間以内なので、一年生の草本である。姿形はオオマツヨイグサとよく似ているが、オオマツヨイグサよりも花の大きさが小さいことから、メマツヨイグサの名前が付いた。このほか、荒れ地に生育する傾向が高いことから、アレチマツヨイグサの異名もある。花は夕方から咲き始め、朝にはしぼむ1日花である。花粉は虫に運ばれやすいように、糸でつながっている。

マツヨイグサの仲間の花を横から観察すると、花の下に長い茎のようなものがあり、その下側に種子が形成される果実の部分があることがわかる。果実の部分から上部は脱落するので、花弁と萼の下側の長い茎のように見える部分は花柄ではなく、子房と花弁などを連結するものであることがわかる(子房下位)。
花の基本数は4であり、雌しべの柱頭は4つにわかれ、花弁・萼は4枚、雄しべは8本。
植物生態研究室(波田研)のHPより引用


別名としてではなく、この草本のうち花弁同士に隙間があるものをアレチマツヨイグサとして分けて扱う文献もあるようです。

※一般的にはマツヨイグサの仲間のことを月見草と呼ぶことが多いですが、厳密にはツキミソウという種が存在します。


メマツヨイグサ(雌待宵草) メマツヨイグサ(雌待宵草)
左:2010年09月18日 14時12分 右:2010年09月26日 11時32分


初めて出会った花でした。

背の低いので1mくらいですが、高いのは2mほどあって見上げないといけません。
黄色の鮮やかな綺麗な目立つ花ですが、いまひとつシャキっと咲いているのを見ることがありませんでした。

何て花かなぁ、花の下に棒状の果実があってタネツケバナみたいな花やけど、アブラナ科には見えないし、などと思いながらも不明のままでした。

で、夜のジョギング中にふと見ると・・・

暗くて確認は出来なかったのですが、綺麗に咲いているように思う。
もしや、ツキミソウの仲間?


メマツヨイグサ(雌待宵草)
2010年09月28日 19時38分 大阪城公園にて


日没後に観察に行くと咲いていました〜☆

コマツヨイグサのときと同じです。^^
サイズがあまりにも違いすぎるので思いもよらなかったけど、まさしく月見草!


メマツヨイグサ(雌待宵草) メマツヨイグサ(雌待宵草)
左:2010年09月28日 23時30分 右:2010年09月28日 23時37分


深夜には、花弁も蘂もピンと張って綺麗に咲いていました。^^

謎が解決しました〜♪


メマツヨイグサ(雌待宵草)
2010年09月28日 23時35分 大阪城公園にて


何故、夜行性の昆虫を誘うようになったのでしょう? 不思議です。^^;

日中にはしぼんでしまいますが、コマツヨイグサのように赤くはならないようです。


マツヨイグサ属の仲間:コマツヨイグサヒルザキツキミソウ


syousuke0202 at 00:10コメント(0)トラックバック(0) 
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