大阪市立大学付属植物園

2010年09月16日

Orthetrum albistylum speciosum ♂
シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)
2010年09月09日 大阪市立大学付属植物園にて


トンボ科 Libellulidae
シオカラトンボ属 Orthetrum

体長50-55mm、後翅の長さは43mm前後の中型のトンボ。雌雄で大きさはあまり変わらないが、老熟したものでは雄と雌とで体色が著しく異なっている。雄は老熟するにつれて体全体が黒色となり、胸部〜腹部前方が灰白色の粉で覆われるようになってツートンカラーの色彩となる。この粉を塩に見立てたのが名前の由来である。塩辛との関係はない。雌や未成熟の雄では黄色に小さな黒い斑紋が散在するので、ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)とも呼ばれる。稀に雌でも粉に覆われて"シオカラ型"になるものもあるが、複眼は緑色で、複眼の青い雄と区別できる。
ウィキペディアより引用


シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)
2010年09月09日 大阪市立大学付属植物園にて


もっともなじみ深いトンボのひとつ。
山地から住宅地に至るまでの、池、湿地、水田、溝、水たまりなど、あらゆる環境で発生し、各地に普通に見られる。見られていた・・・^^;

子供の頃は本当によく見かけたが、今、大阪市内で見ることはシオカラですら難しい。考えてみればどの川も運河もコンクリートによる三面護岸でヤゴ(水蠆)の育つ環境はない。

建設省の考えでは、100年に一度に起きる洪水を防ぐために排水力を重視するために日本全国の美しい河川をストレート工法で真っ直ぐにし、三面をコンクリートで護岸して排水路にしてしまった。

今になってゲリラ豪雨と呼ばれるような短時間の大雨の排水に貢献しているが、元はといえば山を削って、樹木を切り倒したおかげで山の保水力が落ちてしまったことや、近ごろでは子供でも知る温暖化によるものだ。本末転倒もはなはだしい!

景気対策云々で公共事業も大切とは思うけど、同じ土木に予算を組むのでも、近自然工法などで取り組んで欲しいものだ。


糸の先に銀紙で包んだ小粒の石を投げてそれを追うトンボ・・・
そんな光景が蘇る日は来るのかなぁ、、、




syousuke0202 at 00:10コメント(4)トラックバック(0) 

2010年09月15日

Crocothemis servilia mariannae ♂
ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)
2010年09月09日 大阪市立大学付属植物園にて


トンボ科 Libellulidae
アカトンボ亜科 Sympetrinae
ショウジョウトンボ属 Crocothemis

大きさ 41-53mm
時 期 5-10月
分 布 本州・四国・九州・沖縄

体長42〜52mm。羽化したては薄い黄色だが、成熟したオスは全身真っ赤になる。メスは橙色。赤トンボといえば一般にアカネ属のトンボをさし、ショウジョウトンボは属が異なるのだが、「いちばん赤くなるトンボ」といっても過言ではない。アカネ属のトンボに比べて腹部が太めで平べったいのが特徴。

ショウジョウという名前は、中国の伝説の動物「猩猩」にちなんだもの。「猩猩」は、狗に似て髪が長く、端整な顔立ちで群れをなして伏して歩き、鳴き声は小児あるいは犬に似ているという。赤ら顔をしていて非常に酒好きな動物とされる。また、動物の中で最も赤い血を持つという。
「猩猩」の名がついた生き物としては、ショウジョウバエ(赤い目をしていて酒によく集まる)、ショウジョウバカマ(猩猩袴)、ポインセチア(猩猩木)などもある。
長池公園生き物図鑑より引用


ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)
2010年09月09日 大阪市立大学付属植物園にて


アキアカネなどの普通のアカトンボよりもひとまわり大きいです。
そして、真っ赤!
本当に一番赤くなるトンボのようです。^^


syousuke0202 at 02:42コメント(6)トラックバック(0) 
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