ハコベ

2012年04月03日

Stellaria
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2012年4月2日 大阪城公園にて


科 : ナデシコ科 Caryophyllaceae
属 : ハコベ属 Stellaria

ハコベ(繁縷、蘩蔞)とは、ナデシコ科ハコベ属(Stellaria)の総称のこと。単にハコベというときは、ハコベ属の1種であるコハコベのことを指す場合が多い。コハコベは越年草。ハコベラとも呼ぶ。春の七草のひとつ。

背の低い草本で、一年草、越年草または多年草。茎は株状になるか1本立ちになり、よく枝分かれして密集した群落を作る。茎には節があり、節ごとに葉を互生する。葉は扁平で、茎の下部に葉柄があるものと無いものがある。花は集散花序か茎先や葉腋に単生する。萼片は5個。花弁は白色まれに緑色で5弁であるが、根元近くまで深く2裂するものがあるため、一見では10弁に見える。まれに花弁が退化してないものもある。雄蕊はふつう10個。花柱はふつう3個。果実は櫺未任佞弔6裂する。

世界に約120種あり、日本には約18種ある。
ウィキペディアより引用


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柱頭が3烈し、おしべが10本


ハコベのような小さい花が好きなので、じつは4シーズンに渡って毎年色んな場所で撮ってみました。ところがいつまで経っても上手く撮れません。その上、このハコベというのは何とも種が分かりづらい。素人に同定できる代物でないことがよく分かりました。^^;

コハコベ
雄しべは1〜7個のものが多く、花柱が3本。茎が暗紫色を帯びる。種子は直径1〜1.2mm、突起は低くてとがらない。

ミドリハコベ
雄しべは4〜10個。花柱が3本。さく果は卵形で6裂する。種子にはとがった突起がある。

ウシハコベ
雄しべは10個。花柱が5本ある。花柄と萼片に腺毛がある。

似たものとして上記3種がよく比較されるが、コハコベとミドリハコベを一般的にハコベと呼び、ウシハコベに関しては柱頭が5烈(花柱が5本)していることからハコベ属には入れずウシハコベ属として扱うようです。

この特徴からすると写真のハコベは雄しべ10個、花柱3本でミドリハコベのように思えるが、トップの写真のように茎は暗紫色を帯びている。これはコハコベの特徴だが、コハコベにしては雄しべの数が多い。

色々調べてみると、萼片と花弁のサイズを判断基準にしているものも見かけるがこれに関しては定かではない。

私の行動範囲にはこの写真のように、コハコベかミドリハコベか区別のつかないものが多く、雑交配のすすんだ雑種なのでしょう。種子の形状で判断しようと思いながら、未だに観察できていない。

この手の下草は、雑草としてすぐに刈り取られてしまうので、同じものを定点観察するのが難しいです。今年こそは結実まで観察してみたいものです。

いっそのこと、鉢植えでもしてみますか…


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syousuke0202 at 23:08コメント(2)トラックバック(0) 
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