キヌガサソウ属

2014年08月11日

Paris japonica
211059DSC_1032
2014/07/21 上高地横尾にて Nikon1 J3 & 10mm f/2.8


ユリ科 Liliaceae (メランチウム科)
ツクバネソウ属 Paris (キヌガサソウ属 Kinugasa japonica)
キヌガサソウ P. japonica

ユリ科ツクバネソウ属の多年草。APG植物分類体系では、メランチウム科に分類される。キヌガサソウ属(Kinugasa japonica)に分類されることもある。

高さは30〜80cmくらいになる。葉は輪生し、茎に6〜11枚つき、形は長楕円形で、葉の縁は全縁になる。花期は6〜8月前半で、花片は6〜11枚で純白の直径6〜7cmくらいの花を一株に一付ける。花が終わると、花片は徐々に緑色を帯びてくる。

大きな葉を車輪状に広げた草で、一面に群れることが多い。名前の由来は傘状に広がる葉を、昔貴婦人が用いた衣笠にたとえたものとされている。花笠草(ハナガサソウ)という別名もある。古くから研究されており、1884年に白山で採取されたものが東京大学に最も古い標本として残されている。田中澄江が新・花の百名山の著書で針ノ木岳の登山道に咲くこの花と山を紹介している。2010年10月7日に英国のキュー王立植物園は、日本固有の「キヌガサソウ」がこれまでに記録された範囲では細胞1つ当たりのゲノムサイズが最大の種であると研究報告した。

本州中部以北の日本海側の山地帯から亜高山帯の湿った林内や林縁に自生する日本の固有種。山の斜面の雪が溜まる下部に多く、雪解け直後の登山道脇で見かけることができる。火打山、白馬岳、蝶ヶ岳、白山周辺の登山道などで見られる。
ウィキペディアより引用


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涸沢から横尾に下る登山道で出会ったのですが、ふだん見慣れている野草とはずいぶん違う姿に、ちょっとした衝撃を受けました。直径50センチくらいに輪生した葉の真ん中に清楚な白花が一輪咲いているのです。変な表現ですが、原始時代の恐竜が闊歩していたであろうジャングルをイメージしてしまいました。^^;

かなり貴重な野草のようです。出会えて良かった。^^


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syousuke0202 at 23:45コメント(2)トラックバック(0) 
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