キク目
2010年01月31日
2010_01_28 大川河川敷桜ノ宮付近にて
2010_01_30 大川河川敷桜ノ宮付近にて(上の写真の約10m下流側)
見た目、オニっぽいがとげがない・・・
野芥子 (のげし)
目 : キク目 Asterales
科 : キク科 Asteraceae
属 : ノゲシ属 Sonchus
種 : ノゲシ S. oleraceus
ノゲシは世界至る所に帰化している植物であり、原産地はヨーロッパであると考えられている。ムギなどの畑作の伝来とともに渡来した史前帰化植物の1つであり、荒れ地や空き地などに生育している。秋に芽生え、ロゼットで越冬し、春から夏にかけて茎をもたげて花を付ける。種子の綿毛は絹状の毛であり細い。植物生態研究室(波田研)のホームページより引用
和名のノゲシはケシの葉に似ていることによっており、春に開花することからアキノノゲシに対してハルノノゲシともよばれる。茎や葉を傷つけると乳液が出る。ロゼット葉は苦いが、食用になるという。同じ属のオニノゲシと比べると、葉の質は柔らかくて鋸歯の先端は棘とはならない点で区別できる。
花柄に、腺毛があるものがあるとされ、保育舎の原色帰化植物図鑑などでは花柄に明瞭な腺毛が記されている。しかし、花柄や茎の上部に腺毛がある画像がない。オニノゲシとの交雑種も知られており、腺毛の有無に関してはあまり問題にしない方がよいのかもしれない。
左:鋸歯の先は尖がっているが棘というほどでもない。
右:棘はあるが触っても柔らかくて痛くない。
ノゲシとオニノノゲシの違いがよく分からない。
葉の基部の茎の抱き方や鋸歯の棘、葉の裏側の葉脈の出方など、大方の見分け方を試してみると全てがオニノノゲシのような気もするがどれも葉を触っても痛いほどの棘はない。違いを見分けるのはとても難しそうです・・・^^;
茎はイタドリに似ている様に感じたので折ってみたら中空で構造も似ていた。
多分、イタドリのようにかじれるのではないかと思ったがチャレンジせずです。
でも、葉が食用になるということは案外OKのような気がする。^^;
<追記> 2010年05月02日
葉の基部は茎を抱きこんでいないように見えますが棘はあります。
でも触っても痛くありません。
少し葉が茎を抱いているようですが葉はとても柔らかいです。
なんとなく耳たぶのように見えてオニノノゲシの特徴のようですが、やはり触っても痛くない。
これは流石に痛そうでしたが、でも痛くない・・・
2010年05月02日 大阪城公園にて
これは、なんか見るからにオニっぽくて痛そう!
さっそく触ってみたら、来ましたよ〜
チクって刺しました!
そんなに大して痛くはないですが初めてチクって来ました!
これはオニノノゲシで間違いないように思いますが、どうなんでしょう?
葉の基部は茎を思いっきり抱きこんでいます。
葉の裏側になにやらポツポツと毛が生えているように見えますが、たぶんこれは初めての観察です。
葉脈が浮き出ているのもオニノノゲシの特徴らしいですが、今まで見てきたノゲシ属は全て浮き出ていました。
ノゲシに出会ったことが無く今まで出会ったのは全てがオニノノゲシなのか、最後のチクっと来たのだけがオニノノゲシで他のは雑交配種なのか・・・
とにかくノゲシとオニノノゲシの見分け方は分からないままです。^^;
観察を続けなければ・・・
2010年03月27日 大川河川敷桜ノ宮付近にて
これって、
「花柄に、腺毛があるものがあるとされ・・・」
にあたるのかなぁ・・・^^;