アレチヌスビトハギ

2010年10月15日

Desmodium paniculatum
アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)
2010年10月01日 大川右岸天神橋付近にて


マメ科 Fabaceae
ヌスビトハギ属 Desmodium

アレチヌスビトハギは北米原産の帰化植物。高さ1m程になる多年草。路傍や造成地などの荒れ地に生育し、次第に増えているように思う。葉は3小葉からなり、葉の上面には毛が少ないが、下面には毛が多い。茎や花軸にも毛が多く、全体的に毛が目立つ植物である。9月頃から長さ6〜9mmの美しい紫色の花を咲かせる。果実は扁平であり、3〜6に分かれ、間には節がある。表面はかぎ状に曲がった毛が密生しており、熟すと節から分断されて衣服などにひっつく。気づかずに荒れ地を歩くと、びっしりとくっついてしまうやっかいなひっつき虫である。
植物生態研究室(波田研)のHPより引用


アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩) アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)
左:2010年10月11日 大阪城公園にて   右:2010年10月11日 大阪城公園にて

花後は青くなって縮んでいきます。


アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩) アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)
左:2010年10月05日 大阪城公園にて   右:2010年10月11日 大阪城公園にて


いつ見ても、天狗の鼻のような形でしべはどうなっているのか不思議でした。
しかし、稀に右の写真のようにしべが露出しているものもあります。
種類が違うのかとも思い結実するのを待ってみたのですが、やはりアレチヌスビトハギに違い無さそうです。

ところが、大発見しました〜☆

といっても知らぬのはど素人の私だけで、詳しい方には常識なのでしょうが・・・

今回、花をパーツごとに分解してみようといじくりだすと、あっというまに天狗の鼻の部分が下方向に動き、しべが露出されたのです。ほんの瞬間でした!^^;


<マメ科蝶形花の構造>
マメ科の蝶形花の構造


マメ科の花は、どれもよく似た形をしていて、上記のように花びらは5枚で蝶形に構成されています。

昆虫が蜜標に誘われて、翼弁や龍骨弁が押し下げられるとオシベやメシベが露出し送受粉が行なわれる仕組みになっているようです。

そして昆虫が飛び去ると再びオシベ・メシベは龍骨弁の中に隠れるという仕組みなのです。

どうりで、しべの露出した花を見ることがなかったはずです!

こういった発見があるから、マクロ撮影は止められません。^^



syousuke0202 at 00:36コメント(6)トラックバック(0) 
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