2020年05月04日

アツミゲシ(渥美罌粟)

Papaver setigerum
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2020/04/16 canon IXY640 にて

ケシ科 Papaveraceae
ケシ属 Papaver
アツミゲシ P. setigerum
アツミゲシは、ケシ科ケシ属の一年生植物(越年草)。和名は、1964年に愛知県渥美半島の沿岸部において日本への帰化が発見されたことに由来する。

日本ではあへん法で栽培が原則禁止されている種に指定されている。なお、保健所や警察においては学名の種小名に由来するセティゲルム種で呼ばれることが多い。
ウィキペディアより引用


近所の手入れされていない花壇にハルジオンやヒメコバンソウ、ナガミヒナゲシなどの雑草に紛れてポツンと咲いていました。自然発生したものだと思いますが初めて見る野草です。こんなポピーは見たことが無いけどなんて名前かなぁ、黒点入りのナガミヒナゲシみたいなものかな? それともモンツキヒナゲシの仲間? などと考えながら写真に撮って帰りました。

調べてみると、どうもアツミゲシのようです。葉はヒナゲシのように深裂せず葉柄は無く耳たぶ状に茎を抱くように互生。アツミゲシで間違いなさそう。まさかアヘンの取れる栽培が違法のケシの仲間とは思いもよらずびっくり仰天しました。w(゚o゚)w

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2020/04/16 canon IXY640 にて

アツミゲシ P.setigerum は、全体的にケシより小型で、丈は、50〜100cmになります。 花は、赤や紫色があり、多くの花をつけます。 葉の基部が茎を抱くところや、葉色はケシと同様です。花の下の茎には剛毛(種小名 setigerum の意味)があり、ガク片にも毛が生えるところがケシとの違いです。

和名は、1960年代、渥美半島で繁殖していたのを発見されたことから命名されたものです。以後、各地で雑草化していて、毎年、相当数の抜き取りが行われています。 2008年には、イベント会場で、数万本のアツミゲシが誤って栽培されていたこともありました。

ケシ坊主が小さいため、乳液のかきとりという方法では採取が難しく、実際の利用はされていません。また有用なアルカロイドの含有量も少なく、商業的にもなりたたないといわれています。
ウェブサイト『植物図鑑 自己流〜♪』より引用



もう少し詳しく観察してから保健所に連絡しようと思ってる矢先に、どなたか他の方が駆除されたようです。残念なような、安心できたような複雑な気分です。(^^;)

ケシと、小型のアツミゲシ、 オニゲシに似ているハカマオニゲシは、全草にアヘンアルカロイドを含んでいます。 アヘンアルカロイドが含まれる植物は、2つの法律によって規制されています。
ケシとアツミゲシは「あへん法」により、また、ハカマオニゲシは、「麻薬及び向精神薬取締法」によって規制されています。 麻薬の所持はもちろんのこと、3種類の植物については、許可なく栽培することも、その花びら1枚を持つことも許されていません。 日本のアヘンを含むケシ属の管理については、世界で最も厳しい法律といえます。
例外は種子で、ほとんどアルカロイドを含まないため、発芽しないように加熱処理したものを、食品として自由に利用することができます。 種子は「けし粒のように」と小さなものの例えとされます。アンパンの上についている小さな粒々が、そのケシの種子です。 けし粒は、七味唐辛子などにも入っています。
ウェブサイト『植物図鑑 自己流〜♪』より引用

花びら1枚も持つことが許されてないとは、危ない、危ない、持って帰りそうやった!
(-_-;


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syousuke0202 at 20:29コメント(0)

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