2010年10月18日

ツルボ(蔓穂)

Scolla scilloides
ツルボ
2010年10月07日 淀川右岸堤防柴島にて


ユリ科
ツルボ属

ツルボは、北海道から南西諸島、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などに分布する多年生草本。海岸の崖地に生育するほか、土手や田の畦などに普通にみられる。地下には2から3センチの卵球形の鱗茎が有り、食べられる。葉は線形で長さ8から9センチ、幅4から6センチ。秋の初め頃から高さ30センチ程の花茎を出し、総状花序をつける。花は密につき、淡紅紫色で花被片は6個、雄蕊も6個。和名の由来は不明であるが、別名をサンダイガサと言い、公卿が宮中に参内するときに従者が差しかけた傘をたたんだ形に似るためらしい。鱗茎は飢饉のときに食料とし役立ったようで、水によくさらしたものを煮て食べたり、粉にして餅を作ったそうである。
植物生態研究室(波田研)より引用


ツルボ ツルボ


ツルボは海岸の崖地に生育するほか、土手や田の畦などに生育する。海岸の崖地は人手の加わらない自然性の高い立地であるが、溜池の堤防などは、定期的な刈り取りが行われる典型的な里地の草原である。どこに共通性があるのであろうか?

ツルボは春と夏、2回葉を展開させる。刈り取り草地に生育するツルボは、春の田植え前の草刈後に葉を展開させ、夏草が茂るに伴って一度休眠し、その後お盆頃の草刈後に花茎を伸ばすと同時に再び葉を展開させる。まるで農業暦を知っているかのような、葉の展開である。ちゃんと草刈をやっていないため池の堤防には生育できないことになる。さて、海岸の崖地ではどうであろうか。真夏の海岸の崖地は高温になり、生育は大変であろう。真夏の強烈な暑さの時期には休眠し、春の温暖な季節と秋風が吹き始めたお盆過ぎから葉を展開させる戦略であり、これも日本の四季に見事に適応した葉の展開戦略である。

このように考えてみると、本来は海岸の植物であり、そのライフサイクルが日本の農業暦とも一致し、溜池の堤防にも進出が可能であったものと考えることができる。
植物生態研究室(波田研)より引用


名前だけは知っていましたが、はじめての出会いでした。
緑だけの殺風景な土手の一角に広がる花畑、とても眼を引きました。^^

一週間後にもういちど見に行くと花期は終わりかけて、花穂の下から咲き上がってきた花は一部を残して退色し、下の方には果実が出来はじめていました。

残念ながら写真は上手く撮れませんでした。
シーズン中に撮れるといいけど、来年までお預けかな・・・ ^^;


ツルボ(蔓穂)
2010年10月13日 淀川右岸堤防柴島にて




syousuke0202 at 00:10コメント(2)トラックバック(0)3月の撮影   このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント一覧

1. Posted by れおわんわん   2010年10月18日 06:59
るつぼ。って読んじゃった。
カタカナは読み間違いが多くて困ります。
いつの間にか文字を入れ替えて覚えてしまうんですよね。
って、関係ないコメントすみません。
可愛い花だなあと思って眺めていたけど、食べられるんですね。
今後のために食べられる野草を覚えておこうかな・・・。


2. Posted by syousuke   2010年10月18日 19:21
>れおわんわんさん、こんばんは〜
あはは、カタカナはみんな同じ事するんじゃないかな〜
音だけやから記憶にある音で並べ替えてしまう。
キャッシュデータと突合せするコンピューターと同じですね。
それも曖昧検索で・・・ ^^

飢饉のときに困らないようにふだんから食べなれてると良いかも。
粉にして餅って、なんか美味そうやし・・・^^


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